お水

前回に引き続きお水の話し…

ポイント探しを続けているマツなのですが、三浦半島を色々みて廻り堤防や漁港周りは様々な条件から望むポイントが見つけられませんでした。

今後も捜査続行はしますが…

これは魚が居ないとか全く釣りが出来ないとかではなく、マツのスタイルに合わないと言う意味合いなので勘違いしないで下さいね!

 

灯りがありアジング向きのポイントもあればチョイ投げでファミリー向きの場所もありました。

 

しかし、メバルを特に尺を意識して見渡すと可能性が低いと言う事で、元々ディープでの釣りが好きな自分としては好みに合う水深(レンジ)やストラクチャー等の条件の合う場所が見つけられないと言うレベル!

 

特に潮の流れや前回話したベイトを意識した生態系とか環境目線で捉えると決して豊かとは言えるものでは有りませんでしたね!

 

なんだろう?上手く言えないのだけれど… ソソる物が何も無い…

 

浅瀬の石を返してもカニすら居なかったり、夜堤防の壁にエビの姿も無かったり海藻も無かったりってそんな感じ! 

まぁこれには水の動きだけではなく地形と地形を構成する素材によるものが大きく影響してるんだと思います。

粘土質のツルツルした地質に生き物が絡まない!

ひな壇の様なスリットは沖から魚がさしてくる魚道にはならないし、根回りも身を隠せる形ではない!

この様な事から、いわゆる地付きの魚は期待薄と言えるのではないか?そこに魚が居たのであればそれは回遊の可能性が高いのではないか?

もしも、回遊して来る魚だとしたならより一層潮の動きに着眼すべきではないかと思うのです。

沖にあるブレイクや根回りから捕食の為にシャローへさしてくるのなら…

魚を誘う潮流が必要な事を前提として考えれば、干満や波の様な上下運動ではなく流れが必要な事が理解してもらえると思います。

じゃっ!この流れ(潮の動き)は川の様にただ流れれば良いと言うのか?と言うとそんな単純な話しではないから困りものなんです。

例えば流れは速いけど軽い潮やゆっくりだけど重たい潮…表層と下層で違う流れ(二枚潮)だったり沖側から岸側へ押してくるいわゆる当て潮…この動きの場合はほぼ釣りになりません!キャストしてもフォール中にリグが手前に戻ってきてしまいラインにテンションがかからないからアタリもとれません!

逆に岸側から沖へ向う離岸流!カレントと言う払い出しの潮!

これは釣り人がもっとも好む流れで、理想的な流れと言えます。

魚は流れに対して上流に頭を向ける習性がある為、沖からのフレッシュな魚も期待できるし何より釣り易い流れですねっ!

堤防や岬の先端部が好まれるのも、払い出しの潮が発生しやすく、回遊の魚を真っ先に捕らえられる優位な位置だからとも言えます!そして回遊魚の通り道となるのが船道の様なブレイクだったり沖へ延びるスリットだったりで、何かに寄り添いながら動くと言うイメージかな!

潮目等の場合は境目の水の壁がこれにあたりますから、潮目を狙える場合は壁全てがポイントに成りえます!

では、この流れの真っ只中で捕食しまくるのか?と言うと青物ならいざ知らず、ほとんどの場合は身を寄せて待ち構える場所を必要としている場合が多く、それは物(沈み根やストラクチャー)であったりウィード(海藻)であったりシェイド(影)であったりしてベイトに気付かれず隠れる場所であり、自身も捕食されない為の場所と言う事になります。

そして、この条件に於いて潮の流れが変化するエリアがポイントとなります。

この流れの変化とは、ヨレだったりエディと言われる反転流だったり拡散や凝集だったりと様々ではありますが、その一点がポイント中のピンポイントに成りえます。

ですからただやみくもにキャストとリトリーブを繰り返すのでは無く、潮の動きを考えながら(意識しながら)のキャストなりリトリーブをする事でより一層魚に近づける事になります。

結構難しくややこしい話しになりましたが、ここら辺の意識の持ち方が、出来る様になれば良い釣果に結びつくはずです。

勿論潮の流れだけではなく、その場所により風や干満等の条件や様々な要素により変わってはきますので今、ホームの様によく行かれる釣り場があるのであれば通いつめてみて下さい!

釣れた条件と釣れない条件!

きっと何か気付きがあるはずです。