視野をひろげて見てみよう!
2・物がある事
ここで言う物とは、物体だけではなく潮目が作る水の壁等も含みますので大きく捉えて下さい!
目に見えている物なら防波堤や波消ブロック
橋桁・人工的なストラクチャー・沖根・常夜灯の明かり等
水面下の見えない物なら沈み根や基礎石・スリットや海藻等も含め、魚は寂しがり屋なのか?何かに寄り添います。それは捕食する為と捕食されない為だと考えてます。
マゴチやカレイ等フラットフィッシュ系はもちろん砂に寄り添い、メバルやカサゴ等は比較的硬い物に寄り添い、クロダイは壁にアイナメは海藻に寄り添ったりもします。
釣り雑誌やTV等で魚が写ってると魚ばかりに目がいってしまいますが、今一度背景に目線を向けてみて下さい!水中の映像ならばなおの事周りの環境(状態)を観察してみて下さい。例えば岩ならその大きさ、形状、海藻が生えているか、その種類は…みたいに…
寄り添う何かがあるはずです。
視野を広げて、目線を変えて見てみればこんな何気ない足元の潮溜りにもいっぱいヒントがあるはずです。
3・変化している事
これはとても大きな要因となります。
堤防なら折れ曲がっている所・継ぎ目・その先端!
テトラなら崩れている所やエッジとなる部分!
潮流れについてもただ一定の川の様な流れの中ではなく流れが加減速したり、方向が変わったり分岐、合流、分散、集合と言う感じで変化している所に魚は着きます!
明かりによる明暗の有無も変化していると言えます。
水の動きがあり、物があり、変化している場所!
今一度よく行く釣り場があるなら見直してみて下さい!もしかしたら新たにポイントが見つかるかも知れません。立ち位置や投げてた方向がズレていたかも知れません!
このキーワードに当てはまらない場所に釣れる魚は居ないと言っても過言では無いと思います。
視野を広げて着眼点を変え意識を持って見ようとしなければ、何も気付かないですよ!
4・変化する時に釣る事
たまの休日のんびりと…それもいいですが…
一回の釣行で何時間釣りをしてますか?
一日を通してずっと釣れ続くなんて事はほぼ皆無で、マズメと言われる時合も日に1〜2回あるかないか?しかもその時間も長く続く時もあればあっと言う間に過ぎてしまう事もあります。
この捕食行動のタイミングはいつ起こるのか?
魚のやる気スイッチはいつ入るのか?
そのヒントになるのが変化する(した)タイミング!
潮の動きなら動きだしたとか、速くなったり遅くなったり、方向が変わったとか…干満による上下運動もここに絡んできます。
波が出だした・収まった!
風もそう…向きが変わった・止んだ・吹き出した!
雨が降り出した・雨が止んだ!
日がさしたり曇ったり!
目で見える事だけではなく、耳を澄まして肌で感じとってその変化を見つけましょう!
人間の集中力なんてそもそも長い時間保てる訳もなく、ダラダラとしていても結果いい釣りに繋がらないはずで、変化したその一瞬を集中して釣れば釣りそのものが効率よくできますよね!
さて!ここまでポイント探しの話しをしてきましたが、何か気付きやヒントになる事柄はありましたか?
もちろんコレだけで埋めつくせる事でもないのですが、釣れないと嘆くよりまずは行動してみる事です。