人と魚の糸電話

ロッドとリール…バランス取り!

足早ではありますが、なんとなくでも御理解いただけましたか?

ロッドやリールのスペックやポテンシャルを最大限に活かして使おうとする一つの考え方と方法です。

ここからはライトゲームでの主流であるジグヘッド単体での釣りを前提に話しを進めていきます。

着底感を感じ取る為のセッティングをしたとは言え一円玉(1g)一個の重さをそう容易く感じとれるものではありません。集中力や意識が必要ですし、もちろん感じ取る為の練習も必要です。ライトゲームだからこその試練ですかね?しかしここを乗り越えてからの恩恵はとても大きなものがあります。

釣れないと嘆いてる方は真っ先に釣れる場所を知りたがります。気持ちは重々わかりますが同じ釣り場でも刻一刻とポイントは変化していき前回釣れたからと今回同じ事をしてもそう容易く釣れるものでもありません!ましてや新規の場所でただ闇雲にひたすらルアーを投げ倒しても結果はついてこないでしょう

ポイントの見つけ方ポイントのさらにピンポイントの攻め方については追って話すとして(勿体ぶってる訳じゃなく、順番に…)

その前のもう一つのキーワードになるのがラインです!

ナイロン・フロロ・エステル・PEそれぞれに短所・長所があります。

自分は短距離戦(6.8〜7.4ftのロッド)立ち位置から20m位までの範囲・もしくは短距離で根がキツイ場合にはフロロ!普段近距離戦+遠投もしくはウィード(海藻)エリアを攻める時等(8.3〜9.3ftのロッド)はPE0.3〜0.5までを使ってます。

ナイロンはやわらかくしなやかで巻き癖もつきにくいのですが、しなやかさ故の伸びが自分の釣りスタイル合わない為使いませんが、リーダーとしてショートバイト対策に使う事はあります。

エステルラインはアジングでしかもサイズ限定ならばよいのでしょうが、切れ所がわからず、釣れる魚は全て捕りたい欲張りな自分には不向きです。

フロロは比重が重い為にフリーホールの様にラインが多少たわんでいても当たりや違和感を伝えてくれます。しかしコシの強さから巻き癖がつきやすく最近流行りのマイクガイドのロッドでは4ポンドまでが限界でそれ以上太い物は使えませんし、飛距離は出ないしトータルで20m以上ラインを出す様な釣りには向いてないと思います。

だから近距離戦限定!

PEは伸びが少なく細くても強度がありスベリのよさから飛距離も出ますが、比重が軽いので風に弱く、リーダーを必要としてその扱いにはテクニックが必要になります。

最近は果然PEを使われている人を多く見受けますが、ラインメンディング(処理)や使い方そのものを理解していないが為に釣りそのものがボヤけてしまっていて損をしている方が結構います。PEラインは少しでもたるむと情報を伝えてくれません。ルアーとトップガイドが一直線である事が必須になります。

つまり糸電話ですね!風や波があるうえにウエイト(負荷)が軽いとスラッグ(糸フケ)が出やすくスラッグをとろうとリールを巻けばトレースすべきコースを外れたり、少し強めの風でも吹けばラインを引っ張られジグヘッドは浮いてしまいます。故にPEの本質と言うか利点・欠点をちゃんと理解して使わないとPEラインだから釣れないって事が起こってしまいます。

ですからビギナーの方にはまずフロロライン2ポンド(0.5号)位をオススメしてます。

巻き癖対策としては実釣前に使う分より少し長めにラインを出し(針やルアーを何かに引っ掛け車なら4〜5台分位を)根がかりを切る時の様な要領で軽く引き伸ばしてから使うとトラブルは激減しますよ。